知っていました? クルマが“穴だらけ”な理由
- コーリンオート
- 2025年12月10日
- 読了時間: 2分
クルマには、元々意図的に開けられている穴がいくつもあります。
これらはデザインではなく、車の機能を正しく働かせるために欠かせないものです。
今回は、それぞれの穴がどんな役割を持っているのか解説していきます。
フロントバンパーの穴
一見、デザイン上の飾りのように見えますが、実はフロントバンパーから空気を取り込み、タイヤハウスへ流すための穴です。
ブレーキ冷却用のダクトと思われがちですが、主目的はタイヤハウス内の空気を整え、直進安定性やコーナリング性能、燃費向上に寄与することです。

フロントグリルの穴
走行中に高温となるエンジンを冷却するため、外気を取り込むための穴です。
メッシュ状のデザインが採用される理由は、ラジエーターの保護、デザイン性の向上、
さらにセンサー類を設置するスペースを確保するためです。

ボンネットの穴・フェンダーの穴
エアインテーク(吸気口)やエアダクトと呼ばれ、主にスポーツカーに見られます。
エンジンの廃熱はフロントグリルからの空気だけでは不十分なため、ボンネット上からも空気を取り込み、冷却効率を高めています。
また、フロントフェンダー上のダクトはエンジンルーム内の熱を外へ逃がす役割があります。

車内の空気圧を逃がす穴
クルマのボディには外から見えない「減圧弁」と呼ばれる部品が隠されています。
これは、ドアを開けるときやエアコン使用時に、車内の空気圧が急激に変化するのを防ぐために設けられた排気用の穴です。

ドア下部の小さな穴
ドアを開けると内側下部に小さな穴がいくつかあります。
これは、ドア内部に入り込んだ雨水を排出するための排水穴です。
メンテナンスされないまま汚れが溜まると、内部のサビや異臭の原因になるため、定期的なチェックをおすすめします。

ブレーキローターの穴
主目的は「放熱効果」です。
ディスクブレーキはある程度の温度が必要ですが、山道の下りなどで頻繁にブレーキを使うと過熱し、効きが悪くなることがあります。
そこで、ブレーキローターに多数の穴を開けることで表面積を増やし、放熱性を大幅に向上させています。

ヘッドレストに開いた穴
昔の車のヘッドレストにあった穴は、後方視認性の向上や後席乗員の開放感を狙ったものでした。
しかし、追突時の安全性を高めるため、現在は穴のない厚みのあるヘッドレストが主流となっています。




