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中古車の売却時に買取査定額が高い色は何色?

  • コーリンオート
  • 2020年6月27日
  • 読了時間: 6分

更新日:2月25日



車を売却するなら、少しでも高く売りたいと考えるもの。車の査定額は年式や走行距離のほか、内外装の状態、修復歴の有無などによって変動しますが、最近では特に新車のボディカラーも増えた影響から、こうした色の違いも査定額を左右する大きな要因となっています。

これまでに、「車を購入する時は、売るときのことを考えて色を選ぶべき」といった事を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回は、中古車市場で人気のある色についてご紹介していきます。

査定額の決まり方

人気のボディカラーについてご紹介する前に、査定価格が決まる背景として、まず中古車流通についてご説明していきます。

中古車の流通に欠かす事ができないのは、オートオークションの存在です。

これは会員資格を持った業者しか出入りができない業者向けのセリ市場になります。

大手の自動車販売店はもちろんのこと、町の中古車屋さん、新車・中古車ディーラー、海外の自動車バイヤーまで幅広く会員になっており、北海道〜沖縄まで全国各地で毎日活発にセリが行われています。

ここでお客様からお車を買取した中古車買取店は、セリに出品をして、逆にそのお車を店頭に並べたい中古車販売店はセリで落札後、一般のお客様に販売をするというのが中古車流通の基本的な仕組みになります。

次に、中古車買取店はどのように査定額を決めるのか、という事に焦点を当てていきます。

例を挙げますと、査定をしているお車と類似した車両がオートオークションで100万円で落札されていたとすると、買取店はそこから利益見込み額を差し引きお客様に買取価格をご提示します。(例えば95万円etc.)

よって、上記の通り中古車の査定額はオートオークションでの落札価格が基準となります。

さらに広い視点で見ると、オートオークションの落札価格は国内外におけるその車両の人気の度合いによると考える事ができます。

人気のある条件に合致する車両はオークションでも高値が付けられ、反対に人気のない車両は安く落札されてしまいます。

これが、中古車流通の根本的な考え方となります。

その為、お車を手放す時に少しでもお得に、高く売却したいと考える方は、次にそのお車を欲しいと思う人がどれくらいいるか人気度合いを考えれば良いという事になります。

査定額アップが狙える色

それでは記事の本題である人気のカラーについてそれぞれご紹介していきます。

白と黒は査定額が高い人気色

特に人気が高いボディカラーはホワイトとブラックです。そのなかでもパール塗装が施されたパールホワイトは数あるボディカラーのなかでも圧倒的な人気を誇り、深みのある色合いから高級車に採用されることも少なくありません。ホワイトやブラックは万人受けするボディカラーに相当するだけでなく、飽きがこないのも人気の理由です。

メーカー、車種にもよりますが、近年はブラックよりもパールホワイトが特に人気が高くなってきています。

パープル系の色も査定額が下がりにくい

少し遊び心を持ったボディカラーにするならパープル系もおすすめです。ファッショントレンドカラーとして選ばれることも多く、中古車市場でも人気の高いボディカラーとして知られています。特にミニバンや軽自動車のカスタム系グレードにおいてパープル系の人気が高いため、査定額は下がりにくいといえるでしょう。

定番カラーのシルバーは平均的

落ち着いた印象で、傷や汚れが目立ちにくいシルバーやシルバーメタリックはメリットも多いですが、中古車流通の人気度合いは平均的な位置に属します。

年齢層が高くなるにつれ、人気度合いも上昇していきますが、パールホワイトやブラックと比較するとどうしても査定額に差が出てきてしまう傾向にあります。

車種にもよりますが、高額車では10万円〜30万円ほど査定額に開きが出てしまうケースもしばしば起こります。

イメージカラーも車種によってはおすすめ

車種によっては、誰しもが共通して抱くイメージカラーがあります。たとえば、「スバルのブルー」「フェラーリ、アルファロメオのレッド」などです。通常はマイナス査定になりかねない色でも、イメージカラーとして定着していると中古車選びの際の候補となり、プラス査定になる事が多くあります。

車の買取査定で人気のない色は?

次に中古車流通であまり人気のないカラーについて解説していきます。

限定カラーはプラス査定にはなりにくい

車には、同じ車種でも複数のグレードが用意されていることがほとんどです。それ以外に期間を区切って販売されるのが特別仕様車です。差別化を図るために、いままでにない限定カラーを採用するケースもあります。特別仕様車設定色として、通常カラーよりも購入時には追加費用がかかる場合がありますが、売却時の査定価格は多くの場合、プラス査定にはならないので注意が必要です。もし、売却価格重視で人とは違ったボディカラーを楽しみたい場合は、ホワイトもしくはブラック系の特別仕様色を選択すると良いかもしれません。

原色系カラーは中古車市場で敬遠される傾向

車種により一概には言えませんが、派手なイメージがある原色系カラーは、マイナス査定となるケースがほとんどです。目立ちやすい原色系カラーは幅広い年齢層から敬遠されるだけでなく、オレンジやピンクといったボディカラーは極めて個性的であり、海外でもあまり好まれません。

高く売れる車の色に塗り替えるのはアリ?ナシ?

どのような色であっても全塗装をするのはオススメできません。車の全塗装には、おおよそ20万円〜費用がかかります。全塗装して高く売れるボディカラーにしても、査定額が塗装費用以上にアップする可能性はまずありません。また、全塗装をすると純正のカラーコードではなくなるため、中古車市場における価値は大きく下がってしまいます。

まとめ

この記事ではお車の売却時に高く売れる色についてご紹介させて頂きました。

ご自分の好みのカラーを選ぶことに越したことはないですが、少しでもリセールバリューを高くしたい方は是非ご参考にしてみてください。

また、海外需要の高い車種の場合は輸出先の国の人気、文化に左右されることもあります。よって購入時のボディカラーの選択も重要ですが、お手放しの際の買取店選びも重要になってきます。コーリンオートでは様々な国に直接輸出をしていますので、お乗り換えの際は是非お問い合わせください。

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