
クルマのサブスクリプション・個人のカーリースについて
サブスクリプションとは 『購入でもシェアでもない、もっとも気軽で新しいクルマの持ち方』のことで トヨタが2019年から開始した車のサブスクリプションサービス『KINTO』のキャッチコピーです。 自宅にいたまま動画や音楽を好きな時に好きなだけ利用できる『Netflix』『Spotify』などサブスクリプション方式の配信サービスも好調です。
個人カーリースとサブスクリプションの違いは?
個人カーリース
まとまった資金がなくても、月々のお支払い額をご用意いただくだけでお乗り頂けます。 カーリースには、毎月の支払金額に税金やメンテナンス代などの維持費も含まれています。 マイカーローンの場合は税金や維持費は別に負担をしなくてはなりません。 ただし、カーリースは毎月の支払額に維持費やリース会社の利益分も含まれているため割高になります。 リース契約満了後は基本的にクルマは返却になりますが、契約条件により自己所有にできる場合もあります。 カーリースは全額を経費扱いにできるので、法人にとってはかなり大きな節税効果が期待できるといえるでしょう。
ローン(残価設定ローンも含む)とカーリースの総支払額
車両・トヨタ アクア L車両本体価格 1,886,760円走行距離月2,000km以内契約期間・7年として

※車検やメンテナンス代により総額は変動致します。
サブスクリプション
製品を利用した期間に応じて料金を支払う定額制サービス。 毎月一定額でお乗りいただけます。 カーリースとの違い⇒定義の違いはありますが実はサブスクリプションもリースの中にあるサービスのひとつと言われています。 サブスクリプションの方が手軽に利用できるサービスです。 商品によっては最短1か月から利用できるサービスもあります。
両者には以下のような特徴があります。 ・頭金や初期費用が不要 ・利用料金が月々定額 ・好きな新車に乗れる ・税金などが含まれている ・年単位の契約ができる ・レンタカー/カーシェアリングと違い『わ/れ』ナンバーではない サブスクリプションのなかには毎月の一定額を支払えば、違うクルマに乗り換えられるプランもあります。
代表的な商品は
トヨタ『KINTO』

①頭金なしの月々定額 ②任意保険も含めた費用もコミコミ ③WEBでも販売店でも申し込み可能です 他にかかる費用は車庫証明申請取得・駐車場代・ガソリン代程度になっています。 また、新車の為納期がかかります。最短契約期間3年と長めです。
※注意点
中途解約は可能ですが、追加清算金がかかること。(条件により免除もあります) 半年自動更新の契約の為、再契約直後の解約は追加清算金がおおきくなる。 必ずクルマを返却すること。 原状回復して返却する為、クルマの再査定がある。


輸入車で人気を集めているサブスクリプションサービスがあります。 輸入車は国産車と比較をすると一般的に 車両価格が高額⇒売却時は安い メンテナンス代(消耗品含め部品や工賃)が割高である。
ボルボ『スマボ』

ボルボディーラーで新車販売の約10%が『スマボ』を利用しているそうです。 ①頭金なしの月々定額 ②メンテナンス代は含まれますが車検代は別途かかります ③契約年数は3・5年 ④契約終了時の残価精算はなし
※注意点
中途解約や契約途中でも乗換可能ですが追加清算金がかかります 月の走行距離は750kmに設定され超過すると別途清算金がかかります (KINTOは月の走行距離は1.500kmに設定されています。) 任意保険費用は含まれない 3年目で車検費用がかかる 4年目以降のメンテナンス代が別途かかります
新車だけではない中古車のサブスクリプション ボルボ『セレクトスマボ』 新車登録18か月・走行距離12.000km以内のボルボの中古車を提供 ①契約年数は1年 ②毎月の支払額が車両本体価格の1.3% 例)新車価格2.200.000円×1.3%=28.000円(100円以下切り捨て) 注意点 頭金が別途かかります(約20万円・自賠責保険・預かり法定費用等) 月の走行距離は750kmに設定され超過すると別途清算金がかかります
ホンダ『マンスリーオーナー』
ホンダ認定中古車を提供 ①契約年数は最短1か月~11か月 ②月々定額、任意保険もコミコミ 例)N-BOX/N-WGNで1か月29.800円(税込み)~から利用できます。

※注意点
月の走行距離は1.000kmに設定され超過すると別途清算金がかかります 顧客名義の車検証登録をするので申請から使用まで約1か月かかります WEBのみの手続き申請/支払いはクレジット決済のみ
他にもSOMPOホールディングスと DeNAでのサービスで 国産車・輸入車ともに対応している商品など様々なものがでております。
まとめ
近年の生活スタイルの変化により、意識も変化しようとしています。クルマの存在が所有財産から手段へと意識が変わりつつある方もでてきました。以前マイカーは個人財産としてステータスシンボルであったものが価値観の多様化・若者の自動車離れの影響もあり変化しています。マイカー購入・維持費を節約する一つの手段として所有ではなく共有することによるコスト削減もニーズとしてあるのではないでしょうか。今後も新しいサブスクリプション商品が登場・アップデートされていくでしょう。
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