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車を売る4つの方法とは?それぞれのメリット、デメリットを解説

  • コーリンオート
  • 2020年7月26日
  • 読了時間: 7分

更新日:2月25日



都市部に住んでいる人は公共交通機関が発達していることや、駐車違反が厳しくなったことでクルマを手放す方が増えているようです。クルマを所有しているだけでも保険料や税金、車検などの維持費だけでなく、場合によっては駐車場代もかかります。そこで今回はいくつかあるクルマの売却方法についてそれぞれの特徴を解説します。



乗らなくなったクルマはすぐに売却するのがベストなの?



クルマを売る前に、ほんとうにクルマを手放していいのか考えてみましょう。というのも売却した価格で、同じクルマを買い戻すことが難しいからです。

クルマの売却で後悔しないためにも、そもそも手放していいのか、手放すタイミングを考えたいものです。もし、まだ乗る機会がある、すぐには手放したくないといった場合は、カーシェアという選択肢もアリかもしれません。

クルマの売却とカーシェアのそれぞれとの特徴について紹介します。



クルマを使わないのであれば売却

クルマを乗らない、クルマの保管場所がなく駐車場代がかかるのであればすぐにでも売却するのがいいでしょう。

一部のヒストリックカーやスーパーカー、人気の出てきた昭和カーなどを除けば、一般的に年式が古ければ買取価格は下がっていくからです。

また、車検の有無も買取価格に反映されるため、クルマの売却はタイミングが大事になってきます。



クルマをたまに使うのであればカーシェアも

たまにクルマを使いたい、駐車場代がかからないのであればカーシェアとして貸し出ししながら収入を得るといった方法もあります。

ただあくまでもクルマを所有していることには変わりませんので、維持費はかかってきますし、年式が古くなるほど、走行距離が増えるほど買取の査定額は下がる傾向にあります。

ただし、1990年代以前のクルマの場合は下げ止まりどころか、高値で買取されることもあります。スポーツカーや希少車の場合は根強い人気があるため、カーシェアをしながら収入を得て買取価格が高くなったところで売却するという選択肢もあります。

また、ネットオークションに出品して、自分の希望した金額で落札されるまで気長に待つという場合にもカーシェアは使えます。



クルマを買い取ってもらうには大きく4つある


もうクルマに乗らない、所有する意味もないというのであれば売却したほうがいいでしょう。クルマを売却するのには大きく分けて4つ方法があります。それぞれのメリット、デメリットを確認しましょう。


車買取専門店の特徴

車買取専門店とは、クルマの買取だけを行っているところだけでなく、買取したあとは自社店舗で販売したり、業者オートオークションに出品したり、海外へ輸出する業者も含まれています。


車買取専門店のメリット

車買取専門店のメリットはなんといっても高価で買取してくれるところです。車買取専門店によっても違いますが、人気のグレードやオプションの有無など細かなところも正確に評価し、最新の中古車相場のデータを使うため適切な査定価格を出せるのです。

また、希少価値のあるクルマ、過走行車、事故車、チューニング&カスタムカーなどは車買取専門店の方が高値での買取が期待できます。

それと煩雑な手続きをお任せできて、すぐに買取ってもらえて入金も早いというのもメリットでしょう。


車買取専門店のデメリット

車買取専門店に査定を出す場合は、一社ではなく複数の業者に査定を依頼するのであれば手間はかかります。

ウェブサイトでは複数の業者を一括査定できるというサービスもありますが、査定のときには依頼した業者の数だけ立ち会う必要があり、時間と手間はかかってしまいます。



ディーラーの特徴

ディーラーとは新車販売業者のことで、新車購入を条件にクルマの下取り(買取)をします。下取りに出すクルマはディーラーと同じメーカーである必要はありませんが、新車購入はそのディーラーが扱っている自動車メーカーになります。


ディーラーのメリット

クルマの売却だけでなく新車購入も同時に考えているのであれば手続きがスムーズに済みます。下取りから新車の納車まで期間がある場合には代車を用意してくれるところもあります。

買取価格を新車購入費に充てることもでき、また、新車購入の値引きが難しい場合は下取り価格に上乗せして、実質の値引きをする場合もあります。


ディーラーのデメリット

ディーラーの買取は基本的に下取りですので、売却のみだと受け付けてくれないところもあります。

車買取専門店に比べて買取価格が安くなるため、売却だけを考えている場合は避けたほうがいいかもしれません。



オートオークションの特徴

オートオークションとは、クルマを売買する業者のみが参加できる、中古車のオークションのことです。しかし、中古車販売店やオークション代行業者を通せば個人でも参加できます。査定金額に納得できないのであれば利用するのもいいでしょう。


オートオークションのメリット

オートオークションは車買取専門業者の査定よりも高く落札されることが多く、希少車、不人気車であっても想定外に高値で落札されることもあります。


オートオークションのデメリット

オークションですので必ず希望しているような高値で売れるとは限らず、相場にあった値付けをする必要があります。また、適切な値付けをしないといつまでたってもクルマを売却できません。


更に、オートオークションで注意したいのは、落札されなかったとしても代行手数料だけでなく、オークション会場までの搬入費用などが発生することです。そのため適切な値付けをしないといつまでも売れないだけでなく、出品するたびに余計な費用がどんどんかさんでいきます。


ちなみに出品して落札されるのは全体の6〜7割ほどと言われていますので、できれば一回の出品で落札されるような値付けをするのがいいでしょう。

また、ローンが残っているクルマは出品できないところが、車買取専門店やディーラーの下取りとは違うところです。



ネットオークションの特徴

ネットオークションは中古車販売店だけでなく個人でも出品が可能で、代表的なものにヤフオク(Yahoo!オークション)やメルカリなどがあります。


ネットオークションのメリット

自分の設定した価格以上で落札されることもあり、高値での売却が見込めます。

また、個人間での取引ですので消費税は不要で、業者を通さないため余計なコストはかかりません。


ネットオークションのデメリット

オークションへの出品料と落札手数料がかかり、オークション代行業者にお願いしないのであれば、クルマの撮影や引き渡し、各種書類の用意など煩雑な作業をすべて自分で行う必要があります。

また、現在ではトラブルを避けるためにさまざまな対策が取られてきたとはいえ、名義変更の遅延や出品時の説明不足による認識の違い、モンスタークレーマーに当たってしまうなどのリスクも考えられます。

ネットオークションの場合はスタート価格を適切にしないといつまでも落札されない、逆に低い価格からスタートして安値で落札されてしまうということもあるので注意が必要です。



クルマを早く売りたいのか高く売りたいのか



今回は4つのクルマを売る方法をご紹介しましたが、どれもメリット、デメリットがあります。ポイントとしてはクルマを早く売りたいのか、高く売りたいのかを決めて選択するということです。

早く売ればそれだけクルマの査定価格も高くなり、駐車場代や維持費なども節約できます。

駐車場を借りているのか、車検はあるのか、すぐにお金が必要なのか、クルマの買い替えなのか、クルマの状態はどうなのかなど、ご自身の状況にあった方法を選んで、クルマの売却を成功させましょう。



まとめ


早く売るということは、面倒な手続きは業者にお任せするということです。

また高く売るということは売るタイミングを考えたり、手続きを自分でやったりすることで手数料分を安くあげ結果的にクルマを高く売れるということです。

早く売るのと高く売るのは相反することなのですが、その両方をバランスよく持っているのが車買取専門店と言えるかもしれません。

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