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新車が納車されない 半導体不足がクルマ業界に及ぼす影響

コーリンオート

更新日:2月25日



ニュースで世界的な半導体不足に陥っているという話題を耳にします。 この半導体不足は自動車生産にも大きな影響を及ぼしているそうです。 なぜ半導体不足が自動車生産へ影響するのか? そこで、半導体不足が自動車業界に与える影響について検証していきます。

半導体とは・・

半導体とは電気を通す金属などの「導体」と電気をほとんど通さないゴムなどの「絶縁体」との中間の性質を持つシリコンなどでできた物質や材料のことです。 パソコンやスマートフォンの家電製品に搭載されており、デジタル社会において必要不可欠なものです。 クルマにも半導体は必要不可欠なもので、安全装置やナビゲーション、ETC車載器など多くの部品に半導体が搭載されています。 特に最新技術を搭載したクルマは安全装備が充実している分、装備される半導体は多くなります。 近年では自動ブレーキや運転支援などの機能の高度化で、車1台あたりに使用する半導体の使用量がさらに増えてきています。

なぜ半導体が不足したのか

1:コロナ禍による半導体需要

新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府からのテレワークの推奨や外出自粛要請により、今も巣ごもり需要が続いています。 中でもリモートワークやリモート授業への移行は家電、パソコンやタブレット端末などの電化製品の活用を一気に加速させました。 そんな中で追い打ちをかけるようにコロナ禍による需要が重なり、半導体の供給が追い付かない状態になりました。

2:半導体工場の大規模火災

2020年10月と2021年3月に発生した大手2社の半導体工場火災は、業界に大きな影響を与えました。 まず、昨年10月に火災事故が起きた工場では自動車などに搭載する音響機器や通信機器向けのICを主に生産していましたが、クリーンルーム内などの損傷が激しく復旧まで1年以上かかることが分かりました。 また、今年3月に火災事故が起きた工場では自動車に使われる最先端の300mmウエハーを生産していましたが被害は甚大で、半導体工場の火災では前代未聞と言われるほど大規模な火災でした。

自動車にはマイクロコンピュータがいっぱい組み込まれています。 普通の車で30 個くらい、高級車になると80 個も積まれています。主なものを図にしてみました。 今では、車は単なる乗り物ではなく、「マイルーム」「マイオフィス」となりつつあります。 運転しながら機器を操作できるように、 音声で操作したり、ちょっとした指の動きで操作できる技術が今盛んに研究されています。

(引用元:https://semicon.jeita.or.jp/future/future_A09.html)

~主な納期ガイドライン~

トヨタランドクルーザー 納期1年~4年

海外の需要が多く、生産総数の50%以上が中東で販売されている。 その他海外でも人気がきわめて高く国内マーケットが10%と少ないことから納期が大幅に延びている。

2021年8月に新型が発売され、前モデル200系の中古車相場が下落すると予想されていたが、今現在変動の動きは見られない。

人気グレードは・・ ZX・真珠白 モデリスタエアロパーツ・S/R・マルチテレインモニター付きメーカーナビ・ニュートラルベージュシート リアエンターテインメントシステム・パワーバックドア・ルーフレール・20インチアルミホイールがフルオプションされた車輛は750~850万円で取引されている。(登録年月・車両状態・走行距離により変動)

カローラクロス納期4~6ヶ月

2021年9月14日発売の新型SUVで『ハリアー』『RAV4』とコンパクトSUV『ヤリスクロス』『ライズ』の中間車種で『C-HR』に近く、ホイールベースは同じだが、車内は広く、価格も抑え目である。

グレードにより生産開始をずらしている。 Sグレードは発売後半年間はトヨタの定額制愛車サブスクリプションサービスKINTO専用車となる。

上記の理由もありSグレードは納期が他グレードより1~2か月長い。ハイブリッド車はさらに長くなる。

ヴェゼルeHEV納期6ヶ月~1年

2021年4月23日発売のヴェゼルですが半導体の影響もさることながら、新規受注に生産が追い付いていない。 メーカーとしては量産グレードとしてZを想定し、生産量を多めにしているようだ。

実際は予約販売時から上級グレードのプレイの受注が多くなり、発売時から納期が長くなっている。 プレイにしか装備できない『パノラマルーフ』やホンダコネクトディスプレイが標準装備付きが人気!

主な納期遅れ車種

中古車価格の高騰 新車と中古車の販売は表裏一体の関係である。 自動車メーカーが新車を製造したくてもできないという現実が、中古車販売台数を加速させている。 新車の納期遅れ、新車購入による下取り車の停滞も重なり新車乗換から中古車購入への切り替えも増加。 良質車の在庫不足もあり中古車価格が高騰している。 中古車競売最大手USSが出している2021年7月度前年比較では成約単価922千円 前年比13.8%と高い実績となっている。 4月785千円、5月848千円、6月859千円と単価が上昇した。

まとめ今回は新車購入をお考えの方にはとても気になる「新車の納期遅れ」について特集してみました。


半導体不足はしばらく続くことが予想されます。メーカーごとにご注文をいただいてからメーカーの工場出荷までに要する期間を掲載したページを車種ページに用意されていますのでご確認してみて下さい。


そして・・コーリンオートでも、在庫不足により”高価買取実施中”!!


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