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クルマの「歴史」あれこれ

日本初の自動車メーカー
日本初の自動車メーカーはダイハツです。
当初は1907年に「発動機製造株式会社」として設立され、エンジンの製造を目的としていましたが、後に自動車の製造に進出しました。
シートベルトの着用義務
運転席のシートベルトの設置義務は1969年4月から始まりましたが、着用義務は1985年から。助手席のシートベルトの着用義務は1992年に導入され、後部座席のシートベルトの着用義務は2008年6月1日から施行されました。
ヘッドライトの変遷
ハロゲンランプ(1960年代〜)
白熱電球の一種で、内部にハロゲンガス(通常はヨウ素や臭素)が封入され、タングステンフィラメントがあり電流が流れることでフィラメントが高温に加熱され非常に明るい光が発生します。この段階で実用十分なライトとなり、現在でも車種やグレードによって使用されています。
HIDランプ(1996年〜)
フィラメントを使用せずに放電によって発光するHIDランプが登場し、消費電力が少なく、明るさも向上しました。
LEDヘッドライト(2007年〜)
消費電力が少なく、デザインの自由度が高いLEDヘッドライトが普及し始めました。今現在、主流で採用されています。
レーザービーム(2014年〜)
光がまっすぐに遠くまで届くレーザービームが登場し、夜間走行の安全性が飛躍的に向上しました。
現在レーザービームを搭載した主な車種は、BMW、アウディ、ランドローバー、などの外車で特に高級車やスポーツカーとなります。
※ マメ知識
ヘッドライトは1980年代までガラス製でした。1984年に初めてポリカーボネート製(強靭で透明な熱可塑性プラスチック)のヘッドライトが登場し、1990年代には主流となりました。
ガラス製のヘッドライトは紫外線に強く黄ばみが発生しにくく、ポリカーボネート製は軽量でデザインの自由度が高いというメリットがあります。
バイアスタイヤからラジアルタイヤへ移行
1946年にフランスのミシュラン社がラジアルタイヤの特許を取得し、1948年に商業化を開始したことがきっかけです。ラジアルタイヤはバイアスタイヤに比べて、耐久性や操縦安定性が優れており、特に高速走行時の性能が向上しました。
日本では、1960年代後半からラジアルタイヤの普及が進みました。その背景には、高速道路網の拡充や自動車性能の向上がありました。これにより、タイヤに求められる性能が高度化し、ラジアルタイヤの利点が評価されるようになりました。
ラジアルタイヤの普及により、自動車の操縦性や安全性が向上し、現在ではほとんどの自動車に標準装備されています。
※ マメ知識
バイアスタイヤは、タイヤのカーカス(骨組み)に使用されるコードが斜めに交差するように配置されるためタイヤ全体が一体化し強度が高く柔軟性もあり路面の凹凸に対して適応しやすいです。製造コストは低いが、ラジアルタイヤに比べて耐久性が劣ります。ただしオフロード車や農業機械など特定の用途では十分な性能を発揮します。
ハイオク仕様
ハイオク(高オクタン価ガソリン)は、オクタン価が高く、エンジンのノッキング(異常燃焼)を防ぐ効果があり、高圧縮比のエンジンや高性能エンジンでの使用に適しています。
さらにはエンジン内部の汚れを除去する清浄剤が添加されていることが多く、エンジンの性能を維持し、燃費を向上させる効果があります。また燃焼効率が高く、エンジンの出力を最大限に引き出すことができ、加速性能や走行性能が向上します。
初めてハイオクを必要とした日本車は、1967年に登場したトヨタ2000GTです。
この車は高性能スポーツカーで、エンジンの高圧縮比により高オクタン価の燃料が必要とされました。トヨタ2000GTは、日本の自動車産業における重要なマイルストーンとなり、その後の高性能車の開発に大きな影響を与えました。
※ マメ知識
ハイオク車にレギュラーガソリンを入れると以下のような影響が考えられます。
▶ノッキングの発生:ハイオク車のエンジンは高圧縮比で設計されているため、オクタン価の低いレギュラーガソリンを使用すると、ノッキング(異常燃焼)が発生しやすくなります。これにより、エンジンの性能が低下し、最悪の場合、エンジンにダメージを与える可能性があります。
▶燃費の悪化:レギュラーガソリンを使用すると、エンジンの燃焼効率が低下し、燃費が悪化することがあります。
▶出力の低下:ハイオクガソリンに比べてレギュラーガソリンは燃焼効率が低いため、エンジンの出力が低下することがあります。
▶エンジンの汚れ:レギュラーガソリンにはハイオクガソリンに比べて清浄剤が少ないため、エンジン内部に汚れがたまりやすくなります。
日本で初めて出来た高速道路とサービスエリア
日本で初めてできた高速道路は、1963年に開通した名神高速道路です。名神高速道路は、愛知県から兵庫県を結ぶ路線で、日本の高速道路網の基礎を築きました
同時に日本初のサービスエリアは、神高速道路の「大津サービスエリア」です。このサービスエリアは、滋賀県大津市に位置し、琵琶湖の美しい景色を楽しむことができます。
日本で初めて出来た信号機は?
日本で初めて設置された信号機は、1919年(大正8年)に東京の上野広小路交差点に試験的に設置された「信号標板」と呼ばれるものでした。この信号標板は、現在のような電気式ではなく、「進め」と「止れ」の二つの板を手動で切り替えるものでした。
その後、1930年(昭和5年)に東京の日比谷交差点に日本初の電気式信号機が設置されました。この信号機はアメリカから輸入されたもので、赤・黄・緑の三色信号が縦に並んでいました。
初めての日本のハイブリッド車
日本で初めて市販されたハイブリッド車は、1997年に登場したトヨタ・プリウスです。プリウスは、ガソリンエンジンと電動モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、燃費性能と環境性能を両立させた画期的な車でした。
日本国内で約18,000台、全世界では累計約500万台以上が販売されました。
クルマの歴史あれこれいかがだったでしょうか。
昭和から令和にかけて別物のように進化し続け未来の車として、空を飛ぶ車や自動運転システムが普及すれば免許のない人でも運転できる時代が来るかもしれませんね!
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